子供の頃に見た「日本昔ばなし」の中でも代表的な怖い話として覚えている「浅茅ヶ原の鬼婆(あさぢがはらのおにばば)」。 なんと元ネタは浅草寺のすぐ近く、台東区民会館の隣にある花川戸公園、姥ヶ池にありました。 現在は東京都指定旧跡になっており、掲示されている説明によりますと・・・
「姥ヶ池」
姥ヶ池はは、昔、隅田川に通じていた大池で、明治二十四年に埋立てられた。浅草寺の子院妙 音院(みょうおんいん)所蔵の石枕にまつわる伝説に次のようなものがある。
昔、浅茅ヶ原の一軒家で、娘が連れ込む旅人の頭を石枕で叩き殺す老婆がおり、ある夜、娘が旅人の身代わりになって、天井から吊るした大石の下敷になって死ね。それを悲しんで悪業を悔やみ、老婆は池に身を投げて果てたので、里人はこれを焼ヶ池と呼んだ。
・・・ということです。
今では綺麗に整備されている姥ヶ池一帯ですが、昔は隅田川の氾濫原でもあり、たくさんの草が生えた湿地帯で寂しい場所だったようです。本格的に発展するのは江戸時代に入ってからのことでした。
ブラブラと歩いているとびっくりするようなものに出逢いますね。 「日本昔ばなし」懐かしいなぁ。
by あどみ
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